下関旅行記

下関旅行記 東行庵その2

今日の投稿は東行庵の2回目です。 東行庵についてから、暑かったせいもあり、東行記念館に入りました。 当日は、「高杉晋作と奇兵隊」と題した展示をやっており、奇兵隊士の袖印など貴重な遺品をみることができました。

東行記念館

DSCN1000

この後、東行庵の周辺を見てまわりましたが、役に立ったのが東行記念館で入館料を払ったときにもらった手書きの小さな地図。これがあったおかげで効率よくみることができました。ですので初めての方はまず、東行記念館をスタートにした方がよいかと思います。

晋作辞世の句と野村望東尼が継ぎ足した句

DSCN1003

晋作が辞世の句「面白きこともなき世をおもしろく」と詠んだ後、看病していた野村望東尼(福岡藩幕末の女流歌人、勤王家)が「すみなすものは心なりけり」と継ぎ足すと晋作が「おもしろいのう」とつぶやいたというエピソードがあります。

面白きこともなき世をおもしろく
すみなすものは心なりけり
東行庵

DSCN1055

もともと山縣狂介(有朋)が幕末期に無隣庵と名付けた草庵をここに建てましたが、晋作の遺言で奇兵隊の本拠地に近いこの地に遺骸が葬られました。その後、晋作の愛人おうの(谷梅処)が出家し晋作の菩提を弔うにあたり、山縣はこの庵を谷梅処にゆずりました。現在の庵は、明治十七年に伊藤博文山縣有朋井上馨等全国諸名士の寄付により建立されたもの(説明板より)。

高杉東行(晋作)顕彰碑 明治四十四年ここに建てられ、井上馨が除幕。
DSCN1031

説明板によると動けば雷電の如く、発すれば風雨の如しの名文ではじまり、東行(晋作)の残した業績がかかれています。

東行(晋作)の墓

DSCN1035

説明板によると灯籠は木戸孝允、伊藤博文井上馨から寄進されたものとあります。

DSCN1036

(つづく)

下関旅行記 東行庵その1前のページ

下関旅行記 東行庵その3次のページ

ピックアップ記事

  1. 安土城 安土駅〜入口
  2. 徳川軍と武田軍の戦いの舞台長篠城その2
  3. 彦根城その2
  4. 水戸城に行ってきました。
  5. 石垣、木々などとの調和が素晴らしかった備中松山城

関連記事

  1. 下関旅行記

    下関旅行記 ノーフォーク広場&関門海峡

    前回までの門司港レトロ地区から関門大橋をめがけて30分位歩いたところに…

  2. 下関旅行記

    下関旅行記 北九州市立国際友好記念図書館

    ここまで2件の建物をご紹介しましたが、現地ではどれがどの名前の建物かわ…

  3. 下関旅行記

    下関旅行記 東行庵その3

    前回の投稿からだいぶ時間があきましたが、東行庵の3回目の投稿となります…

  4. 下関旅行記

    下関旅行記 白石正一郎旧宅跡

    今日は白石正一郎旧宅跡をご紹介します。白石正一郎は高杉晋作ら奇兵隊を資…

  5. 下関旅行記

    下関旅行記 功山寺

    今日の投稿は功山寺です。功山寺といえば高杉晋作が長州藩の俗論派…

  6. 下関旅行記

    下関旅行記 笑山寺

    今日の投稿は笑山寺です。笑山寺は、功山寺の前身で長府初代藩主秀…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 山口市

    旧山口藩庁門
  2. 100名城

    吉田郡山城めぐり 釣井の壇跡
  3. 三原旅行記

    三原旅行記 三原城舟入櫓跡
  4. 碓氷峠アプトの道の旅

    碓氷峠アプトの道の旅 碓氷峠鉄道文化むら
  5. 岡山県

    水攻めの史跡備中高松城
PAGE TOP