吉田松陰誕生地から10分くらい歩くと、毛利家の菩提寺東光寺があります。 東光寺に到着すると、重厚感のある東光寺三門が出迎えてくれます。 この門は1812年に十代斉熙から寄進されたそうですから、もう200年近く前にたてられたものになります。
東光寺三門
東光寺三門は、東光寺が創建されて121年後の文化9年(1812)10代藩主毛利斉熙が寄進したものである。規模は桁行11.4m、梁間6.5mの2階二重門で左右に上層部へ上るための山廊がある。屋根は入母屋造本瓦葺、中央に露盤付き宝珠を置き、2階には毘盧遮那仏・十八羅漢などが安置されている。全体の構造の形式は禅宗様である。規模も大きく地方寺院の三門として見応えがある。
萩市
次は東光寺大雄宝殿です。これもかなりの年数が経っています。
東光寺大雄宝殿
大雄宝殿は、元禄11年(1968)4代藩主毛利吉広によって建立されたものである。建物面積289.61㎡の一重裳階付きの仏殿形式で、正面一間通りは吹き放ちになっている。屋根は入母屋造り本瓦葺きで、棟中央に宝珠と両端に鯱を置いている。堂内の土間は漆喰即仕上げで、建物中央部に格子天井を張るなど黄檗宗建築の姿をとっているが、細部をみると一般的な唐様の手法が見られる。
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さらに進むとこの寺の特徴である、たくさんの灯篭が登場します。これには驚かされました。もう圧巻です。
そのたくさんの灯篭の奥に、三代吉就、五代吉元、七代重就、九代斉房、十一代斉元の墓所 があらわれます。奥の方でどっしりかまえているように見えます。
さて、ここで不思議に思ったのですが、お寺なのに鳥居がたってるんですよね。 あまりこだわりはないのですが、ご存じな方がいましたら教えてくださいね。
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