前回ご紹介した晋作立志像の除幕式の日、午後からは萩博物館にて記念講演会が開催されました。
講演会の前半は製作者の江里敏明先生により立志像ができるまでを写真を交えての講演でした。
萩城跡に行く途中にある毛利輝元像も江里先生だそうですよ。
江里先生の印象ですが話がうまく美術家というイメージではありませんでした。
前回も書きましたがちょんまげ姿にした理由として
「下関にはすでにちょんまげのない晋作銅像があり、萩にちょんまげのある若い晋作の銅像をたてることによって銅像を見た方がその間の晋作の人生を自分なりに思い描いて欲しい」
あと方角的に吉田松陰の銅像に尻を向けているのではないかとの意見に対して
「吉田松陰の意思を引き継いで晋作が歩みだしたと考えてほしい」(たしかこんなニュアンスだったと思う)
また、銅像は実際の晋作より身長が高いそうだ。これも理由があって、野外に銅像を置くと実際の高さより低く人間の目には見えるそうで、高くしておくことで晋作の身長に近く見えるようにするのが狙いだそうだ。うーんなるほどと思いました。
このような話など大変興味深いお話しを聞くことができました。
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